発展途上国における農薬や化学肥料使用の問題点

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農薬や化学肥料を使って農産物を
育てているというと

日本人の私たちにとっては体に悪いイメージがあったり
環境が汚れてしまうのではないかと

いうことを考えてしまいますが、

いったいどんな問題点があるのでしょうね。

ここでは、農薬や、化学肥料を
使うことによる作用についてまとめておこうと思います。

工業的についられた農薬や化学肥料とはどんなものなのか?

農産物を育てるうえで大きな問題となってくるのが

  • 良く肥えた土壌を作ること
  • 害虫対策
  • 病気への対策
  • 雑草処理

といったものです。

これらが良い条件でないと農産物の生産量が減ったり
農産物が十分に育たないなんてことが起こりえるのです。

この問題点を解決するために工業的に
肥料を作ることによって、害虫対策、病気への対策
雑草の処理を行い、十分な収穫を
確保することができるようになりました。

そのための手段として、工業的に作られた
特に、人への影響を考慮されていない化学肥料、農薬、殺虫剤、除草剤が
広く使われている場合があるのです。

工業的に作られた製品の問題点

工業的に作られる製品の原材料は、
石油製品だったりします。

そして、その殺菌、殺虫作用の中には
人へも健康に深刻な被害をもたらすものも
あるのです。

最も大きな問題は、発展途上国には
その農薬だったり殺虫剤、除草剤を人が適切に
使うためのノウハウが不足していることが多いことです。

失際に農場の作業者が農薬を軽装備で素手で取り扱って
いることがあります。

そういった人たちの健康状態がわるくなってしまうのです。

その状況は、発展途上国では実際に起こっていることであり
改善のための対策が必要となっているのです。

また、科学的に作られた化学肥料、農薬を
使うことにより、土壌も、特定の物質が減少したり
その土地に住んでいた小動物を死滅させることがあり

土地が回復する機能も失われてしまい
化学肥料がなければ農産物が育たない土壌に
なってしまうこともあるのです。

農産物にも薬が付いていることで
その農産物を食べるすべての消費者が
その農薬による健康への懸念が発生してしまいます。

オーガニックになるためには?

オーガニックの農産物を作るためには
様々な制約があります。

土地を3年間以上農薬を使っていないことを
証明できなければなりません。

これまで農薬を使っていた農場を無農薬にするのは
大変な努力と改良が必要です。

土壌の整備、害虫対策、病気への対策など
様々な対策を行い3年間も続けなければ
無農薬ということができないのです。

それは、農場の経営者にとって、大きな支出と
収入の減少が予測されることなので、
大きなチャレンジになってきます。

現実にオーガニック農産物の栽培に
変更できる農園は少なく、多くが
これまで通りの方法で農産物を作り続けるのです。

私たちが農薬を使わないように働きかけるには?

私たちができることは多くはありません。

現地でも、経営者は普通の知識を持っていて
学歴もあって、収入もありますが

作業者は情報もいきわたらないし考えることもありません。

経営者も、経済的に収入が増えることが見込まれないと
問題点に対処することは、まずありません。

私たちにできることは、より農薬を使っていない
製品を作ることで、農薬を使って作る農産物を
使わないようにすることです。

私たちがオーガニックのものを製造し販売することで
少しずつでも、オーガニックの製品が
広まっていくことが重要だと考えています。

まとめ

発展途上国での現状を考えると、農薬による問題点は
多々存在しています。

それらを改善するために私たちの考え方も
変える必要があります。

安ければ何でもよいというのではなく
ものを生産している人から
使う人まですべての人が満足のいく製品を
使いたいと考えることが必要です。

私たちは、その満足いく製品を作ることによって
消費者へ良いものを提供できる橋渡しが
できればよいですね。

 

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