インドの教育制度のまとめ!インド人の教育熱心さと競争意識!
私たちはインドで活動しています。
そのために、教育面でいろいろな違いを
体験できています。
そして、何より驚かされるのが
幼児教育です。
インドで、私たちと同じような生活環境を
過ごすインド人の子供たちは十分な
教育を受けて大きくなっていくのです。
そんな、インドの教育についてまとめておきますね。
小さなころは幼稚園へ
インドの教育は早いうちでは生まれたときから
始まります。
なぜなら、人気のあるキンガーガーテンでは
生後6ケ月の時に、幼稚園の予約が始まるのです。
その時期に予約ができなかったらその幼稚園に
入るにはキャンセル待ちになってしまうのです。
通常のキンガーは3歳から始まりますが、
その下の年代から入れることも可能です。
- 2歳はプレイグループ
- 3歳はナーセリー
- 4歳はローケージー
- 5歳はハイケージー
という分類になっています。
そして、3歳のナーセリーから
アルファベットや数字を学び
4歳のローケージーに入ると
体に一部や日常品などの
英単語の読み書きをしたり
読み物を暗記したりといったことを
していきます。
5歳になると、それに、英語の文章を
書くようになったり
算数の足し算や引き算、
それに、ヒンドゥー語や
現地語(私たちの地域ではカナラ語)
を学び始めます。
そして、毎日宿題が課されるのです。
インドの幼稚園、小学校は
併設していることもあり、
幼稚園から小学校までエスカレーター式で
上がっていく人もいます。
そして、小学校からそういった学校に
入る場合は、入学試験を経て
入学することになります。
また、すべての人が同じ年齢から始まる
わけではなく、
人によっては早く始める人もいれば
遅く始める人もいるため
同じクラスでも、2歳3歳の年齢の違う
子が学んでいる場合があります。
そして、小学校入学前には
既に、2から3言語の簡単な読み書きと
算数の2から3ケタの計算ができるように
なっているのです。
小学校の教育
小学校の教育は5年間があります。
このころになると、毎年3回の学期末の試験で
きっちり評価されて、学力によって
落第とかに影響してきてしまうため
試験前は生徒の親が頑張って
サポートをしているよですね。
そして、試験範囲、勉強内容も
多岐にわたり、一日の授業数も
一コマ30分の授業が8個も9個もあって
毎日たくさんの授業数をこなすのです。
ただし、授業数は多いですが
一コマあたりの時間は短いので
2時くらいには学校が終わって
3時くらいから子供たちは自由の
時間になります。
その後に、各生徒は人によっては
習い事をして、特技を上達させるのですね。
習い事に例としては、
ピアノ、学習塾、歌、ダンス、水泳、外国語
空手、バイオリン、などなど
日本の子供たちとあまり変わらないですね。
もちろん毎日の大量の宿題をこなすために
学習塾に通う子供が多く
近所に家で子供に勉強を教えるチューターと
なる人がたくさんいるのです。
そんなわけで、インドでは小さな時から
たくさんの勉強や課外活動をする環境が
自然とできているのです。
高校の教育
小学校から次は5年間の高等教育です。
日本の中学校から高校までの幅広い内容を
この高等教育ですべて終わらせる形のようです。
そのために、学校によっては、生徒をサポートすることが
できないために、高校から別の学校へ
通わせる人も出てくるようですね。
もちろん、生徒によっては、授業内容に
ついていくことができずに落第してしまう
人が多くなってしまうようです。
この期間で残っていく人は、本当に賢い人か
サポートがしっかりされている人が
最後まで同じ学校に残っていくとのこと。
なぜなら、日本以外の国では、
大学進学において、高校時代の成績も
評価されてしまうために試験の結果で
Aが取れないことになってしまうと
進学に影響するのです。
授業内容が難しい学校の試験では
Aが取れなくても、転校することで
Aが取れるようになった方が
今後の進路に良い影響を
及ぼすためなのです。
そんなわけで、インドでは過酷な
生き残りの競争がずっと続いていくのです。
そして、全国統一試験が行われて
自分の進むべき場所へ進学していくのです。
この時点で、早い人は、15歳くらいです。
2年間のプレカレッジ
高校を卒業すると、統一試験の結果をもとに
2年間の専門的な教育に分かれていきます。
種類は基本的に3タイプに分かれるようですね。
理系、文系、芸術系と別れていきます。
この2年間に大学へ進むための準備として
受験勉強のために、専門のことを学ぶのです。
その語にイギリスの教育機関の統一試験を受けて
インド国内外の大学などへ進学していくのです。
この時点で17歳前後です。
その後の進路
12年が終わると専門の大学などに進学します。
大学の専門によっては1年から3年だったり5年だったり
期間が異なります。
それが終わると修士課程、博士課程と進んでいき
早い人では、20代の前半で博士課程修了なんて
人が出てくるのですね。
もちろん人によっては、大学で海外の大学へ行く人もいるし
大学院で海外の大学へ行く人もいます。
自分の将来設計に基づいて様々な国の教育機関へ
飛び込むのですね。
そして、その国の企業に就職する人もいれば
インドへ戻ってくる人もいるのです。
まとめ
インドの教育について、一通り書いておきました。
まとめていて印象深いのはやはり、
インド人の教育の力の入れ方は凄く、
本当に小さいころから将来を見据えて
たくさんの教育を子供に与えているのだなあと
思いましたね。
そして、周りに住むインド人の、子供が成人した人で
子供たちがインド国外に住んでいる老人の多さに
驚かされますね。
そういった人たちは、総じて豊かな生活を送っています。
結局はインドなど途上国においては、子供の教育に
投資をすることが一番の投資であって、将来的に
多くのリターンが得られることなのだというのが
よくわかります。
もちろん、そうしたことが当たり前の環境が
周りに存在していることが重要でしょうね。
なぜなら、インドでは90%は途上国で
10%くらいの人がそうした人たちであって
その人数は、日本の人口よりも多いのだから。